②夕食を全て写真に収める不愛想な単身赴任のお父さんの話
皆さん、こんにちは。寮助です。今回も張り切って参りましょう。
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ドーミーを年単位でご利用いただくお客様の9割は若手独身社員、残りの1割は単身赴任のお父様方なのですが、単身赴任のお父様方のお部屋探しって、実は奥様が代わりにされるケースがちらほらあるんです。
奥様「すみませーん、主人に転勤辞令が出て単身赴任することになったんですけどー、会社は住まいを用意してくれなくてー、だから自分で探さなきゃいけないんですけどー、ほらうちの主人って料理とか家事とか何もできないじゃないですかー、だから私が食事付きの物件をネットで探してたらドーミーさんに辿り着いたんですー」
こんな電話、結構いただきます。
人事・総務のご担当者が単身赴任の社員向けにドーミーの契約を進めて下さる企業様もあれば、今回のケースのように個人のお客様が探してきた物件を会社が法人契約をするといったケースもままあります。稀に個人契約をされるお客様もいらっしゃいます。
ちなみに、奥様がドーミーにご主人を住まわせたい理由の一番は勿論健康面への配慮なのですが、実は「女遊びを抑制したい」という理由が一番であるという説もあります(笑)単身赴任の方が利用されるドーミーの多くは男性専用寮で、当然女人禁制・連れ込み不可のためです。世の奥様方、リスクヘッジが抜かりないですねぇ^^;
さて、閑話休題。そんな奥様の掌に乗せられて入寮してきた単身赴任のお父様のエピソ-ドを1つご紹介します。
そのお父様は、入寮時からあまりマネージャー・寮母とのコミュニケーションを取ろうとせず、マネージャーからの「行ってらっしゃい!」「お帰りなさい!」といった声にも無反応、あたかも他人との関わりを避けているかのように生活されていました。ただ、食堂には朝晩ちゃんと決められた時刻にやってきて、綺麗に完食していたのですが、下膳の際に「ごちそうさま」といった声が聞こえてこないのは言わずもがな、いつも食前に難しい顔をしながら携帯で料理の写真を撮っていたとのことでした。
その様子を日々厨房の陰から見ていた寮母とパートは戦々恐々です。
「不味いとか味が薄いとかでSNSで公開処刑に遭うのでは?」
「それが本社に伝わって、私たちクビになっちゃうのでは?」
そんな恐怖の日々が暫く続きましたが、1年後、そのお父様は単身赴任の任期を終え、退寮をされました。するとほどなくして、奥様からマネージャー・寮母宛に手紙が届いたそうです。どんな文句が書き連ねてあるのかと恐る恐る開封したところ、「1年間主人が大変お世話になりました。家事が何もできない人ですが、朝晩必ず食事の写真をスマホで送ってくれて来ていたので、毎日安心でした。ドーミーさんにお任せして本当に良かったなぁと思います。若干太った気もしますが(笑)、本当にありがとうございました。」という内容でした。
マネージャーも寮母もホッと胸を撫でおろしたのは勿論、我々本部側にとっても凄く嬉しい出来事でした。そして、このお父様は不愛想だったわけではなくて、ただの人見知りだったということが判明した瞬間でもありました(笑)そんなご夫婦にもご満足いただけるのがドーミーですよ、というお話でした。
では、次月のコラムでまたお会いしましょう。
ドーミーマンスリーの特長や料金等について
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ドーミーの物件検索について
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共立メンテナンスの20年戦士。給与・労務や新卒採用業務を歴任後、社員寮ドーミーの営業活動に7年従事。その間に纏め上げた新規契約室数は3,000室以上!法人様のドーミー契約こそが自身の至福と自認する、ドーミー大好き人間。好きな漬物は野沢菜。