当社は、自社寮の一部を共立メンテナンス社様と連携の上で管理・運営しています。寮の利用者は新入社員が最も多く、それ以外は転勤での異動者、作業現場や研修における短期間の宿泊施設として利用しています。当社はグローバルに事業を展開しており、特に日本国内では北海道から沖縄まで広範囲に渡って社員寮が必要となります。入寮者の職種も技術職から営業までとさまざまです。各部署が希望する場所や数などについて、常日頃より確保しなければなりません。
共立メンテナンス社様では専任担当者が付き、各寮の大規模な修繕から小さい調整まで、丁寧に、迅速に対応していただいています。もう長いお付き合いになりますが、お互いが全幅の信頼を寄せながら社員寮運営に取り組んでいます。
新入社員が社会人として日々の生活リズムを整えるために。
特に、ドーミーには新入社員が最も多く入寮しております。社員は、高校卒、大学卒、大学院卒と人材の幅も広く、さらに、初めて一人暮らしをする者も多いことが特徴です。新入社員にはまず社会人として日常生活を確立してもらうために、一人暮らしに必要なもの(ベッド、机、テレビ、電子レンジ、風呂、洗濯機、掃除機、冷蔵庫など)がひと通り揃っており、身体ひとつで入寮できるドーミーがマッチしています。
また、朝晩の食事も提供し、マネージャー夫妻も各寮に常駐されているため、初めての一人暮らしを心配されるご家族にも安心していただけています。自分で部屋を賃貸したときに生じる風呂や食事の準備に要する時間が無いため、その分プライベートな時間が取れるという利点もあります。入社後数年の間は仕事を覚えながら社会人としての生活を安定させ、その上で自分らしいライフスタイルを確立していくのが良いのではないかと考えています。
転勤や急な人事異動による社員の暮らしを守るために。
社員が心地よく暮らせるために、一人ひとりの生活環境を細やかに考えながら整えたいという想いは、社員を大切にする企業として創立以来変わらず大切にしています。毎年、人事異動による転勤者がおりますし、それ以外にも業務に即して急な配置転換や短期間の宿泊が求められます。そのため、寮あるいは宿泊場所の確保や管理が必要になります。
また、定期的な研修を行っており、内容によっては1~2か月もの間で宿泊施設が必要となる場合もあります。場所・人数・内容はまちまちで、日本中を多くの人材が動きますので、共立メンテナンス社様とその都度相談させていただきながら、各人の環境を考慮してそれぞれが満足できるよう入寮生活をサポートしています。
緊急時も即対応できる、迅速な管理体制を評価。
寮に関して重要視していることのひとつに『立地』があります。まずは通勤に便利なところ、事業所の近く、もしくは交通機関の近く、駅近で会社まで30分着が理想です。我が社は職種によっては緊急対応を要する場合があり、有事の際は早急に会社に集合し現場に向かうなど迅速な対応が求められます。事業所にも駅にも近いという好立地で、住み心地も完備された、より良い寮を常に探しています。また、エレベーターの据え付け、メンテナンスの現場は世界、全国規模ですので、北海道から沖縄まで常に寮の確保が必要になります。
また、コロナのような社会的パンデミックが起こった際は、寮の管理体制について自社だけで対応できるようなものではなく、共立メンテナンス社様と現状を素早く共有し、今後の対策を共に考え、修正しながら実務に取り組んでいくことの大切さを実感しました。世の中の変化を共に乗り越える重要なパートナーだと認識しています。
社会の変化を取り入れ、社員にさらに喜ばれる寮へ。
世の中は常に大きく変化しています。私も新入社員のときには社員寮に入寮しました。一人ずつ一部屋が確保され、食事も提供され、寮監や寮母さんが丁寧に対応してくださったことを覚えています。時代の変化と共に、設備が充実し、建物も変化していくのは当然のことですが、昨今は寮生の寮生活に求めるものが昔とは随分変わってきているのを感じています。
大浴場のような集団生活だからこそ味わえる住環境を重視される方もいらっしゃいますし、その一方で昔よりもプライベートを優先されるため共同施設の利用はできれば控えたいと考える方もいらっしゃいます。それぞれの生活スタイルの違いを柔軟に受け入れ、バランス良く、入寮者の希望を実現していくために、未来の寮の有り方を、共立メンテナンス社様と日々相談しながら、住み心地のよい寮環境づくりにこれからも積極的に取り組んでいきたいと考えています。